11,ジャンプとバックスイングの融合局面の練習
子どもにとって、ジャンプシュートの難しさは、跳と投の融合局面にあると言って過言でない。その難しさは、バックスイングを素早く行うこと、そしてバックスイングをジャンプの合わせてタイミングよく行うこと (ジャンプの振り込み動作になる)が難しいのである。
両手保持からバックスイングに入る場合は、左手でボールを右肩の前まで押し上げるように補助的に動かし、その後は右手の平にのせて親指と小指でボールを挟んでバックスイング終了位置まで素早く持っていく。左手はボールを右肩まで押し上げた後は前方に持っていく。
この動作を一連の動作として行えるように学習する(下図参照)。
次いで、ジャンプするタイミングに合わせて素早くバックスイングする練習を個別にすることによって、この融合局面の習得を早めることができる。
片手でボールを握ることができる子どもも、ジャンプ時のバックスイングを跳躍の振り込み動作になるように、タイミングよく行うことを個別に学習すれば上達をを早めることができるであろう(下図参照)。